スズハドットコム

IT関連や3Dプリンタの記事、たまに生活のメモを書いていきます。

脱・Sandy Bridgeおじさん②…組み立て

前の記事ではパーツを注文したところまで書きました。

 

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今回は組み立ての記事です。7年ぶりの自作は色々と発見がありました。

組立レポートではないので、「まずCPUを取り付けて、次に~~」みたいな手順は書きませんよ。

 

CPU取り付けの規格はSocket AM4です。

CPUの裏面に大量のピンがあり、マザーボードのソケットはピンを受ける穴になっている「PGA」ですね。懐かしいです。

現役とその一代前の自作PCはIntel系なのでCPU取り付けの方式はLGAな訳ですが、これはマザーボードのソケットに大量の電極が立っていてCPU側は平坦な電極です。正反対なんですよね。

(イメージ図)

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PGAの、ソケットにCPUをスコッと落としてレバーで締める感じが「取り付けたぞ!」って感じがして好きです。

 

CPUクーラーは取り付けが簡単になってましたね。ネジ4本締めるだけ。

クーラーをCPUに押し付ける力はネジのとこに組み込まれたスプリングで生まれるので、力加減やバランスはほぼ考えずに済みます。ただネジが回らなくなるまで締めればいいんです。

CPUクーラーの固定が板バネで、「取り付け時にマイナスドライバーが滑るとマザーボードをぶっ壊す」というリスクと戦ってた頃(2000年代前半?)とは雲泥の差です。

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ここで1つ失敗が。

CPUクーラーのファン部分は上から見ると円形ですが、AMDロゴ部分が出っ張っています。

この出っ張りとメモリスロット(写真の一番右)が干渉してしまいました。

このままではメモリ増設が出来ません。

CPUクーラーを180度回して付けりゃ良いのですが、それにはグリス塗り直しが必要なのでまた今度にします。


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それから、M.2の規格も勉強になりました。

M.2はあくまでも端子の規格で、伝送規格はPCI expressだったり、Serial ATAだったりするんですね。

今回買ったB450 Pro4で言うと、

CPUに近い側の「Ultra M.2」はPCI expressのみ(PCI express Gen3 x4対応で32Gb/sと高速)

もう一方の「無印M.2」はPCI expressとSerial ATA両対応(PCI expressの場合16Gb/s、SATAの場合6Gb/s)

です。

今回買ったSSDはSATAのみ対応ですので、Ultra M.2に差しても認識されず、無印M.2に差し直しました。

 

あと、これはマザーボードの機種に依存するところが大きいかもしれませんが、M.2はどこかのインターフェースと排他利用になってます。

B450 Pro4の場合、Ultra M.2はPCI express x16スロットの2番目と、無印M.2はSATAポートの5、6番目と排他でした。今回の構成の場合だと、無印M.2を使用したので、SATA 5、6は使えないということです。

 

もう一つ。前に使っていたASUSのマザーは、Q-CONNECTORという、フロントパネル用のコネクタをひとまとめにしてからマザーボードにブスッと差せるお助けパーツがついていました。

(参考)

https://event.asus.com/2012/mb/tco_qr/pages/SuperiorDesign/Q-Connector.html

B450 Pro4はメーカーが違うので当然Q-CONNECTORは無いわけですが、ケースへの組み込み時にその有り難みを実感しましたね。

コネクタはとても小さいので、PCケースに顔を近づけて薄暗いなかで何本もチマチマ差し込むのと、明るい手元で組み立ててから1回だけ差し込むのとでは疲労感が全然違います。

メーカー各社さん、Q-CONNECTORみたいなパーツを是非添付してください!

 

組立はここまで。

次はメモリのオーバークロック~OSインストールまで書きたいと思います。