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30年前のOS Windows3.1をインストール その5

この記事の続きです。 suzu-ha.com

MS-DOS6.2インストーラを作業用HDDに書き込み


作業用HDDに、MS-DOS6.2インストーラを書き込みます。
やり方はこちらの記事のMS-DOS6.0インストーラの書き込みと同じです。
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MS-DOS6.2インストール

VirtualBoxマネージャー画面からWindows3.1用仮想マシンを起動します。


システム用HDDがC:、作業用HDDがD:として認識されているはずです。

Dドライブのsetup.exeを実行します。

A:\> d:
D:\> setup.exe


インストーラが起動します。


キーボードレイアウト判別のため、漢字キーを押します。







この画面が表示されたら、ENTERキーを押す前にフロッピーディスクの入れ替え操作をします。

VirtualBoxのデバイス→フロッピードライブ→「ディスクイメージを選択/作成」をクリックして、新しいフロッピーディスクイメージを割り当てます。 この例では「dosUNINSTALL.img」としています。

フロッピーディスクイメージの割り当て方はこちらの記事の仮想マシン作成部分にあります。
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フロッピーディスクの入れ替えが済んだら、この画面でENTERを押して先に進みます。


インストール完了です。ENTERを押して終了します。


再起動後、このように画面がブラックアウトします。
これに対処していきます。
いったん、仮想マシンは電源オフします。

画面ブラックアウトへの対応

対処するにはCONFIG.SYSの内容を編集する必要があります。
やり方は、フロッピーのDOSで仮想マシンを起動してシステム用HDD上のCONFIG.SYSを編集するか、システム用HDDのVHDファイルを物理PCにマウントして物理PC上で編集するか、です。
DOSのテキストエディタの使い方はよくわからんので、後者でやります。

VirtualBoxを動かしている物理PCに、システム用HDDのVHDをマウントします。
手順は、ここまで2回ほどやった作業用HDDのマウントと同じです。


物理PCのエクスプローラのオプションで「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外します。
そうしないと、CONFIG.SYSが表示されません。

テキストエディタでCONFIG.SYSを開き、「JDISP.SYS」の後ろに「/HS=LC」を追記して保存します。

DEVICE=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICE=C:\DOS\BILING.SYS
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DOS=HIGH
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE
DEVICE=C:\DOS\JFONT.SYS /P=C:\DOS\
DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYS
DEVICE=C:\DOS\KKCFUNC.SYS
FILES=30
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM C:\DOS\  /p
DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS
DEVICE=C:\DOS\MSIMEK.SYS /A1
DEVICE=C:\DOS\MSIME.SYS /D*C:\DOS\MSIMER.DIC /DC:\DOS\MSIME.DIC /C1 /N /A1

物理PCからシステム用HDDのVHDをアンマウントして、仮想マシンを起動します。


無事起動しました。

次はようやくWindows3.1のインストールです。

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